これで最後かもしれない『きとね市』に愛を込めて

べビチン*アート

2016年04月15日 10:40

沖縄に越してきて、まだ、右も左も前も後ろも、どこを見廻しても友もなく。


夫婦喧嘩をしても、家出先が屋上しかなかった頃。(笑)


京都に別れてきた友達を懐かしく思い出して、その屋上から、海を眺めて「この海を渡らないと帰れないのか。。。」なんて思っていたような頃。



そんな頃に出会ったのが、『きとね市』でした。



モヒカン頭で優しい目をした主宰ダイキ氏と、いつもかっちょよく背筋の伸びた主宰ミツ氏、そして2名の子供達



[BEBICHIN*ART]は、きとね市のおかげで生まれ、育っていったといっても過言ではありません。







まだ、こんな派手な靴下を描いていた頃で、作品撮りなのに、カメラの日付消し機能も知らないような頃からのおつきあい。(笑)

『きとね市』の歴史から考えると、2007年の夏、第3回目からになります。






テントもなかったし、Tシャツだって思わず作者が顔を覆ってしまうほどの拙さ、、、(^^ゞ






はーくーだって、こんなに小さかった!(左下子供)(笑)







思いのほか変わらないミツ、、、に抱かれる成は、もう小学校6年生になり、千夏ねぇちゃんだってとっくに思春期突入なのに笑顔で仕事をこなしている。(T-T)



この10年の間、あまた手作り市は勃興しているが、こんなに主宰の愛が溢れている市もなかなかあるまいと思う。



いつも真っ直ぐに前を見据えながら生きて、


人に対しては、本当に濃やかに目配り気配りをして、


自分の到らなさというのを、市が終わるたびに反省会して(夜な夜な)、


年齢の経るごとに、自然に子供達は自分の役割を果たして、



こんなに、キッパリと恰好よいファミリーはそうはいない。



今回、「いったん終了」という連絡を受け、その歴史に思いを馳せると、どうしてもそのまま自分達の歴史とかぶることに気づいた。



沖縄に居を移して早12年。


もう屋上で海を見つめても「あの海を渡らないと帰れない」とは思わない。



空港からゆいレールに乗れば、「あぁ~帰ってきた~」とほっとするようになった。



右にも左にも前にも後ろにも、思い浮かぶ友がいる。


『きとね市』に出すために描き始めたといってもよい絵も、10年描き続けている。



『きとね市』が終わったとしても、終わらないで続いていくこと、新しく始まること、そういうものに想いを馳せつつ、長らくフトコロを貸し続けてくれた吉見一家に心からの感謝をしたい。




なんだか、吉見家の追悼文みたいになってきてしまった。。。(笑)(^^ゞ



吉見家の皆さま、これからも末永くよろしくお願い致します。m(__)m



そして、最後の『きとね市』、常連の皆さまも、初めての皆さまもゼヒ遊びにいらしてください。



市場と音楽 春のきとね市 -ろくじまでのララバイ-

4/23(土) 11:00-18:00

県民の森 キャンプ場にて 
入場無料 小雨決行 荒天中止





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